天候:10日晴れ時々曇り、11日雨のち晴れ、12日曇りのち雨その後曇り
久々の投稿である。9日夜に毎日新聞社よりアルペン号で一路折立へ向かう。10日は終日天候に恵まれ予定通り歩程を進め太郎平小屋へ到着。(ここまでは、ほとんど苦労の無い登山)
11日は5時過ぎから本降りの雨に途中赤木岳付近まで見舞われるも、一気に晴れ上がり黒部五郎岳は360°のパノラマで立つことが出来至福の時だった。本来はカール経由で黒部五郎小屋を目指すが、そのまま稜線歩きを選択した。道標には熟達者向けと書いてあり、その為か小屋までだれ一人とも会うことも無い静かな歩程となったが、破線ルートだけあって後半は藪漕ぎを強いられコースタイムを大きく遅らせることになった。三俣山荘は今どきの小屋コンセプトなのか夕食はシチューが振舞われ、食後は生のチェロ演奏を楽しむことが出来た。
12日は折角なのでサブザックで小屋⇔鷲羽岳のピークハント実施、生憎ガスっており眺望は堪能できず。小屋へ戻ると本格的な雨降りとなった。三俣蓮華岳を通過し双六ルートを通らず下山地点である新穂高をひたすら目指す。鏡平付近まで雨は続き、コースの長さと汗と雨の気持ち悪さには何とも言えない極度の疲労感に襲われ続けた。その日はそのまま平湯温泉に宿泊し、翌朝の高速バスで帰京した。
尚、秋の花も咲き始めていたが、それぞれのお花畑ではチングルマ、イワギキョウ、ハクサンイチゲなどなど沢山咲き誇り大いに楽しめた。